マンション売却で空き家と住みながらとではどっちが売れる?

マンションを売却する際、次に住む家との兼ね合いもあり出来るだけ早く売りたい。あるいは考えているスケジュール通りに売りたい。だれもがこのように考えるかと思います。

スムースなマンション売却のために、空き家の状態にしてから売りに出すのと、住みながら売りに出すのとではどちらが売れるのか?これは非常に悩ましいところです。しかし結論からいえば、どちらも一長一短で甲乙つけがたいというのが正直なところです。

空き家のほうが売りやすい理由

ただし、売却を仲介する不動産業者の立場から考えた場合、空き家にしておいたほうが売却活動をしやすい。売りやすい物件になりうるともいえます。

不動産業者からすれば、数百万円の物件を売っても、数千万円の物件を売っても、利益となるのは仲介手数料だけです。もちろんこの両者の場合であっても、後者のほうが利益は大きいですが、実際の売却価格ほどの差はありません。

ですのでひとつの物件に多くの時間と手間をかけて売るよりも、極力時間と手間をかけずに出来る限り多くの物件を売って、多くの利益を得ることが良しとされます。

これを踏まえた上で、どちらが売りやすいか考えた時、空き家のほうが売りやすいといえる最大の理由は

内見(内覧)のスケジュール調整が容易

この一点に尽きます。

買い主の立場から見ても買いやすい(売りやすい)理由

不動産業者の立場とは別に、買い主の立場からみた場合ならどうでしょう?例えば、あなたが買い主だったとして、気になる物件を見つけて忙しい日々の中、なんとか時間を作って不動産屋に内見を問い合わせます。

この時、空き家となっているので今すぐにても内見可能な場合と。

現在居住中であるため、売主に問い合わせてスケジュールを調整して云々・・・。結果うまくスケジュールがあって2~3日後に内見可能とでもなれば良いですが、あなたのスケジュールとどうにも合わずに、2週間後の日曜日に内見。といった場合だとどうでしょう。

おそらくその間にいくつかの別物件を見たりして、場合によっては別の物件を契約してしまうかもしれません。

内見のスケジュール調整が容易であるかどうかは、不動産業者から見て売りやすく、買い主から見て買いやすい(売りやすい)という、売主にとって大きなメリットとなりうるわけです。

住みながらのほうが売れるケースとは

住みながらのほうが売れる、売りやすい理由としては、買い主が購入後の生活をイメージしやすい点が挙げられます。

買い主が購入後の生活をイメージしやすい

ホームステージングという言葉をご存知でしょうか?欧米の不動産販売ではスタンダートともいえるこのホームステージング。空き家になってガランとした状態では、購入後の生活をイメージしにくいので、家具などのインテリアをコーディネートして設置するというものです。

大きな物件が多いであろう欧米らしい発想ですが、日本でもこのホームステージングを行ったほうが売却しやすいという考え方が普及し始めています。

買い主によっては、実際に生活している状態の部屋を見せたもらったほうが、イメージしやすいという方もいるでしょう。こういった買い主に遭遇できたなら住みながら売ったほうが売れるともいえます。ただし、しっかりと掃除などをして、できる限りキレイにしておかないと、生活感がありすぎて逆効果になってしまうことはいうまでもありません。

まとめ

このように空き家と住みながらとでは、どちらにもメリットがあり甲乙つけがたいわけですが、これらそれぞれのメリットは内見希望者が現れてからの違いである点を頭に入れておきましょう。

その上で、あなたの物件について、しっかりとした告知・販売を行い、多くの購入希望者に対してアピールしてくれる不動産業者を選ぶことが、スムーズなマンション売却への近道といえます。